エアコン掃除のサインとは？

健康被害の元凶となるカビを撃退！

エアコンは本来、部屋の中の温度や湿度をいい状態で保つための家電製品です。
夏場や冬場は温度や湿度を調整するために使用する機会が多くなります。
しかし、そのエアコン内にはカビが繁殖しやすい、ということはご存知でしょうか？
エアコン内にカビが発生したままで放置しておくと、部屋の中にカビを撒き散らすことになり、その空気を吸った人間の健康被害に繋がってしまいます。
特に免疫力が弱い高齢者や幼児は健康被害を受けやすく、カビを吸い込み続けるとカビ過敏症になったり、その状態が慢性化すると肺機能の低下になるとさえいわれています。
カビの胞子は目に見えない小さいものですが、確実に体内に蓄積してしまいますので、カビを発生させないようにエアコン掃除を定期的にする必要があります。

節電・省エネで電気代が安くなる！

エアコンを掃除することによって、節電や省エネになって電気代の節約につながります。
家庭の消費電力の4分の1程度をエアコンが占めている、と言われているのはご存知でしょうか？
特にエアコンをずっとつけている場合は、エアコンを掃除することよって消費電力に大きな変化が現れます。
エアコンが汚れたままになっていると、エアコンは本来よりも余分に仕事をしなくてはいけません。
風の流れを作り、空気の温度を変える、これがエアコンの最大の仕事ですが、エアコンが汚れているとその仕事がうまくできず、余計なパワーを使わなくてはいけなくなります。
エアコンが頑張って仕事をすればするほどに、力を使って消費電力が増えてしまうのです。

エアコン掃除をするだけで、節電や省エネになって経済的負担も軽減します。

汚れを落とし清潔長持ち！

どんな家電製品にも寿命がありますが、それはエアコンも同じです。
エアコンの寿命は、使用頻度だけではなく日頃のメンテナンスによっても寿命に差が出ると言われています。
エアコンの寿命は、家庭用だと平均で10年となっているのですが、購入してから10年未満で壊れてしまうエアコンもあります。
その理由のひとつに、エアコン内部には熱交換器という部分があり、熱交換器が冷房なら温度を下げようと頑張り、暖房なら温度を上げようと頑張ってくれて、過ごしやすい温度に調整します。しかしこの熱交換器に汚れが溜まってしまうと、熱交換効率が悪くなって、冷房や暖房が効きにくい状態になります。
それでも頑張ってモーターがずっと回転するため、働き過ぎで寿命が短くなってしまうのです。
こまめに掃除をして常にキレイな状態をキープしておくと、エアコンの寿命は長くなるでしょう。